態癖(生活習慣指導)

日常の「癖」が歯並びや噛み合わせに影響します
日常生活の中で無意識に行っている態癖は、気づかぬうちに歯や顎に大きな影響を与えます。わずかな力でも、長い時間をかければ大きな力となり、少しずつ歯並び、噛み合わせ、顎関節に影響を及ぼしてしまうのです。問題は口腔内のトラブルだけに留まらず、全身の健康にも影響する可能性があります。
そこで当院では、細かなカウンセリングを通じて、患者様の生活習慣を把握し、適切なアドバイスを行います。態癖のリスクを知り、少しずつ改善をしていけば、口内の問題を改善することが可能です。
CONDITIONS よい噛み合わせの3つの条件
-
きれいな歯列弓(アーチ)
歯列弓は、上下の顎に沿って綺麗に並んだ歯のことです。理想的にはU字型のアーチを形成します。歯列弓の並びが美しければ、噛む、話す、笑うなどの動作も問題なく行えます。しかし、日常の態癖により、U字型のアーチが歪んでしまうと、歯並びの問題や噛み合わせの異常に結びついてしまうのです。
-
下あごの位置
正しいかみ合わせは、下顎が前にも後ろにも偏らず、中心的な位置にあることが重要です。しかし態癖によって正しいバランスが崩れると、あごが本来の位置からズレてしまい、さまざまなトラブルを引き起こします。
-
咬合面の形状
咬合面が正しい形状であれば、下あごは楕円を描くように動くので、効率的に咀嚼できます。しかし、噛み癖などによって、咬合面が摩耗すると、かみ合わせが乱れてしまい、正しい咀嚼が難しくなります。
態癖はこれら3つの要因に、
大きな影響を及ぼします。
ABOUT
日常生活の中にある
態癖について
-
よこ向き寝
-
うつ伏せ寝
-
頬杖
-
下唇を咬む
-
体育座り
-
楽器の演奏
上記以外にも
様々な態癖があります

態癖改善のお手伝いをいたします。
態癖は一見すると、たいしたことのないように思われる方が多いかもしれません。しかし長期的な力のかかりかたは、矯正治療に使われるワイヤーやゴムよりも強いと言われています。
そのため、矯正治療を行っても態癖を改善しない限りは、治療効果が不十分な結果になりかねません。また矯正治療後に後戻りするリスクも高まります。顎顔面系や全身への悪影響を防ぐためにも、当院では態癖を改善するアプローチをご提案しています。一度身についた癖の改善は難しいかもしれませんが、口内環境の問題を根本的に解決する上でもぜひ積極的に取り組みましょう。