根管治療
神経に及ぶむし歯の治療
歯髄(歯の内部の神経)まで感染が及んだ場合、神経の処置が必要となります。その際に大事なことは細菌や感染源、汚れを徹底的に除去し、その後、歯根の先まで薬を詰めること(根管充填)です。とがし歯科医院では根管充填後のX線写真を患者様に診ていただき、状態を説明・確認していただきます。
むし歯のデンタル→根尖まで郭清→根管充填
神経を処置した歯は大きな穴が開き、残った歯の質も弱っているため、土台(コア)を立て、被せ物をしなければなりません。被せ物には金属、セラミックスなどがいろいろな種類がありますのでご相談下さい。
神経の処置が必要な場合
神経の処置は、ファイルやリーマーなど根管内を綺麗にする専用の器具を使い、歯髄を抜いて行きます。
また歯根嚢胞「根の先のうみの袋」が大きい場合は、根管内からのアプローチではなく、歯ぐきを外科的に切開し、治療をおこなう場合もあります。
これを歯根端手術といいます。
とがし歯科医院では、診査・診断を行い、どのように治療を進めていくのかを院長が判断し患者様へご提案させて頂き、治療を進めていきます。
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Feature.
01
1973年東海林芳郎先生によって開発された
「SEC1-0」を使った治療
当院の根管治療は、1973年に東海林芳郎先生が開発したSEC1-0を使用しているのが特徴です。
SEC1-0は、湾曲した根管にも適応できる自由回転ヘッド機構を備えていて、手指の動きに近い上下運動を模倣することができます。そのため、根管内の拡大作業においては、歯の根の形状を正確に保ちながら、精密な治療が可能です。狭い口腔内での緻密な治療作業を容易にし、患者様の負担も抑えられます。
FLOW 根管治療の流れ
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Flow01
診断
レントゲンやCTスキャンを用いて、歯根の形状や感染の状況を正確に把握します。診断は治療の出発点であり、個々の患者様に合わせた治療計画を作成するためには欠かせません。
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Flow02
感染した神経を
かき出しキレイにする特殊なファイルを用いて、感染した歯髄(神経)を慎重に取り除きます。歯へのダメージを極力避けるようにしつつ、歯の内部の細菌量を減らしていきます。
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Flow03
薬剤で殺菌
根管内をファイルで綺麗にした後は、専用の薬剤で徹底的に洗浄します。ファイルでの細菌除去と薬剤を組み合わせることで、効果的に細菌を減らせます。
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Flow04
消毒薬を詰めて仮封
(根管貼薬)根管内を適切にクリーニングできれば、消毒薬を詰めて仮封をします。ファイルでの細菌除去、薬剤による殺菌、仮封を何度か繰り返し、根管内の細菌数を可能な限り減少させます。
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Flow05
根管充填
根管内が十分に殺菌された後は、樹脂状のガッタバーチャやMTAセメントを用いて根管を詰めます。根管充填の主な目的は、細菌の再侵入を防ぐことです。充填材は根管内を完全に密閉し、歯の再感染を防ぐ役割があります。
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Flow06
土台と被せ物
根管がしっかりと封じられた後、土台と被せ物を設置します。土台と被せ物がピッタリと接着するように治療の精度を高めて、細菌の侵入を的確に防ぎます。
審美歯科