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歯周病治療

歯周病をしっかり治療し、健康な生活を送りましょう

症状 患者さんは70歳男性、「歯がぐらぐらして出血する、起きると枕が地で真っ赤になってしまう」とのことを主訴に来院されました。
治療法 歯周基本治療、部分矯正(MTM)、歯周外科治療、歯周補綴(歯周治療を考慮した被せ物)
通院回数 週1回~2週1回 2年間

治療詳細

  • 初診時所見
    歯肉は炎症を起こし赤く腫れて、上の奥歯の歯茎には強い炎症を認めました。前歯は歯周病によって元の位置からは動き、右上前歯の隙間は人工物で埋められています。

  • 診断:重度広範型慢性歯周炎、歯並びの乱れ 

    治療方針:咬み合わせる力も強いことから、咬む力を支える歯をできる限り残します。
    歯周病の治療をおこない、炎症を除去し、咬み合わせの乱れた前歯は部分矯正をおこなうこととしました。

  • 抜くことは考えず、まずは歯を残すように治療を進めました。歯磨きの方法を変更し適切な方法で磨いていただくことで、みるみる歯茎の炎症が消退していきました。初診より4か月後の写真です。

  • この頃より、前歯の矯正を進めました。(2カ月)

  • 前歯の右上にあった隙間を閉じ、上下の歯の接触関係を改善しました。

  • 上の奥歯は歯周外科をおこない、歯根(歯の根っこ)を分割し、残せる根のみ残し最終的な被せ物をしました。

  • 現在、入れ歯は入れずにおいしく何でも食べられるとのことです。町内の集まりの際には歯がいいことを自慢しているそうです。

とがし歯科医院からのコメント

一見入れ歯を入れなければならないような状態でも、適正な治療介入をすることによってそれを免れ、ご自身の歯でおいしく食事をとることが出来ます。歯周病やムシ歯などでご心配、お悩みがある方は一度ご来院ください。