症例紹介
ムシ歯治療歯周病治療
歯周病を治療し、おいしく食べましょう
症状 | 歯周病、ムシ歯が口腔内で混在し、正常な咀嚼が出来ないでいました。 |
---|---|
治療法 | 歯周基本治療、咬み合わせの治療、矯正治療、歯周外科治療 |
通院回数 | 基本的には1週間に1回、治療期間は1年半 |
備考 | 患者さんと相談し、こんな状態だけれども「歯は抜かない」と決め、治療を進めました。 |
治療詳細
-
患者さんは57歳女性、主訴は「前歯が抜けそうで心配」とのことで来院されました。
歯を見てみるとムシ歯で噛む部分が崩壊し、食事も困難だとのことでした。
-
歯茎は腫れ、少し歯磨きすると血が出る、いわゆる歯周病でした。デンタルエックス線写真においても歯を支える骨は根尖まで吸収し、残すことが厳しいと思われる歯が多く存在しました。
-
患者さんと相談し、こんな状態だけれども「歯は抜かない」と決め、治療を進めました。
-
まず口の中、歯が清掃できる環境を作りました。患者さんも歯磨きを一生懸命してくれたので、初診から6ヵ月には歯茎が腫れることもあまりなくなり、安定した口に近づいていきました。
-
歯、歯茎の安定とともに崩壊した咬み合わせを整え、今後崩壊しにくい口をつくっていきます。
-
必要な部分においては矯正治療、外科治療もおこないます。
-
現在は安定した口を獲得し、6カ月に一回の定期検診で拝見しています。
このような症状で大事なことは、歯科医院での治療とご家庭での手入れとは、どちらか一方だけでは、バランスを崩しやすいということです。皆様には歯科医院をうまく活用して頂きたいと考えています。